社会学評論
Online ISSN : 1884-2755
Print ISSN : 0021-5414
ISSN-L : 0021-5414
企画論文・世界社会学会議(ISA)を終えて
国際共同研究の光と影
リサーチ・コミティから見る国際化
野宮 大志郎
著者情報
ジャーナル フリー

2014 年 65 巻 3 号 p. 327-335

詳細
抄録

研究の国際化に伴い, ISAの大会に参加する日本人は急速に増加している. ISAのリサーチ・コミティを, 今後どのように各自の研究に活かせばよいか. その方策を探るのが本稿の目的である. ISAのリサーチ・コミティを研究者組織として見た場合, いくつかの際立った特徴がある. 本稿では, それらの特徴を他の研究組織の特徴と比較しながら, 明示化する. その後, リサーチ・コミティを舞台として国際共同研究を進めるためには, どのような個人戦略や注意が必要になるか, 共同研究に伴うリスクを交えながら論じる.

著者関連情報
© 2014 日本社会学会
前の記事 次の記事
feedback
Top