昭和大学医学部第2生理学
2000 年 10 巻 2 号 p. 169-172
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運動時には換気は増大する.その呼吸調節メカニズムには神経性調節と液性調節がある.神経性調節においては運動している筋肉からの求心性活動が呼吸中枢に働き,換気を高めるという研究が多く出ている.さらに最近,中枢内での四肢の筋肉に運動指令を発する機構が呼吸中枢をも駆動しているという考え方がある.ヒトの脳機能を調べる方法が開発されてきており,一部運動時の脳内活動部位も示され始めている.液性調節は運動時の換気亢進に主体的役割を示しており,CO2,pH,Kイオンなどが重要な換気亢進因子となっている.
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