千葉大学医学部呼吸器内科
2001 年 10 巻 3 号 p. 305-313
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肺高血圧症の治療には血行力学的指標に加え,組織低酸素症への配慮が重要である.混合静脈血酸素分圧は,高所環境,呼吸・循環不全への生体反応を評価するうえで動脈血酸素分圧より普遍的な価値を有する.酸素瀑布の観点からは,混合静脈血酸素分圧を上昇させるため,酸素吸入とともに,ヘモグロビン量,心拍出量,酸素消費量を適正に管理することが重要であり,今後,呼吸管理が高度医療技術を駆使したものになるであろうことが示唆された.
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