日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
Online ISSN : 2189-4760
Print ISSN : 1881-7319
ISSN-L : 1881-7319
シンポジウム
換気不全の診断と治療のシステムを見直す
―患者サイドに立った換気不全サービスの確立を―
徳永 豊
著者情報
ジャーナル フリー

2002 年 11 巻 3 号 p. 358-360

詳細
抄録

換気不全の診断には血液ガスの値だけでなく,換気不全の原因とその夜間の評価が必要である.換気不全の治療としてはバイレベル型の非侵襲的陽圧換気療法が第一選択である.しかし,実効性をあげるには従来の侵襲的人工呼吸管理学ではなく,エアーリークと呼気孔を理解した非侵襲的な呼吸管理学が必要である.患者の日中および夜間のQOLを考えた換気療法の至適条件設定が求められている.

著者関連情報
© 2002 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
前の記事 次の記事
feedback
Top