日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
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パネルディスカッションⅠ
訪問看護の立場から
―在宅療養者の現状および課題―
長濱 あかし
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2002 年 12 巻 2 号 p. 223-226

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抄録

HOTの保険適応から16年,現在は,医師だけでなく,看護師,理学療法士,作業療法士などが参加し生活に密着した指導が行なわれるようになり,退院後の自己管理は見違えるように改善された.また,病院内だけでなく居宅でも医師,訪問看護師,医療機器会社,ホームヘルパーなど多くの職種が在宅医療者を支えている.入院期間の短縮化や医療機器の発達により,今後さらに医療依存度の高い利用者が増えることが考えられる.患者や家族の「生活の質の保障・有意義な在宅療法」が可能となるような居宅サービスの整備が必要とされている.

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© 2002 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
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