2004 年 13 巻 3 号 p. 474-477
高二酸化炭素血症を伴う患者に対する換気補助療法としてNPPVが普及・定着しつつある.NPPVには,肺胞換気量コントロールや呼吸筋休息効果のほかに,呼吸調節系リセッティングの可能性などが期待され,従来の古典的人工呼吸法にない簡便性・早期導入の容易さなどの利点がある.COPD急性増悪時のNPPVの関しては,エビデンス的にも確立されており,今後COPD急性増悪時の換気補助療法の第一選択となっていくと思われる.また,安定期COPDに対するNPPVに関しては,いまだ有用であるというエビデンスは確立しておらず,今後,生存予後を含めて,客観的なQOL・ADL評価も含めた,大規模な検討が必要であると思われる.