東京大学大学院医学系研究科加齢医学講座
2004 年 14 巻 2 号 p. 236-239
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呼吸不全患者の多くは栄養障害を伴っており,栄養療法の重要性は明らかだが,その方法は確立していない.栄養療法は,経腸栄養が原則である.しかし,肺炎症例,特に高齢者では誤嚥対策に禁飲食が必要であり,経静脈栄養が必要となる.この際,アミノ酸,カロリー,必須栄養素の補充と同時に炭酸ガス産生の過剰を防ぐことが呼吸筋力の維持に必要である.また,喀痰のレオロジーの改善に,水と塩分の全身的補充が必須である.
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