東海大学医学部付属病院看護部
東海大学健康科学部
東海大学医学部基礎医学系
2004 年 14 巻 2 号 p. 296-301
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人工呼吸管理中の成人患者8名(年齢73.4±13.0歳)に開放式気管内吸引を施行し,吸引中の脳の酸素化状態がどのように変化するのか,近赤外分光法を用いて測定し,SpO2の変化と比較検討した.吸引中にSpO2は1.9±1.6%(0~5%)低下した.しかし,すべての患者において酸素化ヘモグロビンは相対的に増加し,脳(前頭葉)の酸素化状態は保たれていた.これは,吸引刺激により脳血液量や脳血流の速度が増したためと考えられた.
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