日本大学医学部呼吸器内科
2006 年 15 巻 3 号 p. 303-307
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近年,薬剤による肺障害の報告が増加している.なかには重症で呼吸不全を呈する例もあり,呼吸管理を担う者にとってもその知識を身につけておく必要がある.薬剤性肺障害の診断は,すべての薬剤は肺障害を起こす可能性があることを常に念頭におくことから始まり,治療の基本は早期の確定診断,疑しい薬剤の中止,副腎皮質ステロイド投与である.そしてその診断と治療のためには,いくつかの基礎的知識が必要であると思われ解説した.
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