2006 年 15 巻 3 号 p. 308-312
訪問看護ステーションにおける慢性呼吸不全患者は,赤ちゃんからお年寄りまで,疾患も肺疾患・胸郭疾患・神経筋疾患・呼吸中枢障害などで,在宅酸素療法や人工呼吸療法に使用される機器も多様である.訪問看護師の役割は,①病状の悪化予防と悪化時の早期発見対応,②安全な機器管理の実施,確認,③日常生活状況の確認と対応・介護者の負担軽減である.在宅において,安心して生活ができることをサポートする必要がある.また,療養者を支えるチームの調整役としても期待される.