2006 年 15 巻 3 号 p. 402-405
1997年に日本呼吸器学会が国内の学会として初めて「喫煙に関する勧告」を出した.それに引き続いて,他の多くの学会からも喫煙対策や禁煙などに関する提言・宣言が発表された.呼吸器関連学会としては,国際肺癌学会の「禁煙」東京宣言(2000年),日本肺癌学会の禁煙宣言(2000年),日本気管支学会(現日本呼吸器内視鏡学会)の禁煙活動宣言(2002年)がある.また,日本呼吸器学会は新たに喫煙対策の行動方針と行動指針をまとめ,禁煙宣言(2003年)を発表した.呼吸器医療に携わる者は非喫煙者であることを目指し,社会全体の禁煙推進を図ることが求められる.