大阪市立大学大学院呼吸器病態制御内科学
2006 年 15 巻 4 号 p. 605-611
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
抗コリン薬は,COPD合併喘息や中高齢者喘息において全身性の副作用がほとんどなく,β2刺激薬に近い気管支拡張効果が期待される.また中等症持続型の高齢喘息患者における臭化チオトロピウムの追加効果として,中枢気道を中心とする気管支拡張効果や気道過敏性やQOLの有意な改善がみられ,臨床的な有用性が認められた.今後気道リモデリングの予防効果や潜在性ウイルス感染症合併喘息などへの臨床効果も期待される.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら