日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
Online ISSN : 2189-4760
Print ISSN : 1881-7319
ISSN-L : 1881-7319
原著
肺機能予測としての胸郭拡張差測定の有用性の検討
鈴木 克昌高橋 仁美菅原 慶勇笠井 千景清川 憲孝渡邊 暢藤井 清佳柏倉 剛佐竹 將宏塩谷 隆信
著者情報
ジャーナル フリー

2007 年 17 巻 2 号 p. 148-152

詳細
抄録

健常者,COPD患者および非COPD患者の各群に対して,それぞれ剣状突起高の胸郭拡張差,および肺活量と1秒量を測定した.次に各群間における拡張差と肺機能の相関関係を調べて,肺機能予測としての拡張差測定の有用性を検討した.いずれの群においても,拡張差と肺活量の間に有意な相関が認められた.拡張差測定は,手法の統一化や測定精度の面で問題点を残しているものの,簡便で有用な方法であるといえる.

著者関連情報
© 2007 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
前の記事 次の記事
feedback
Top