日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
Online ISSN : 2189-4760
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原著
閉塞型睡眠時無呼吸症候群における経鼻的持続気道陽圧呼吸療法の問題点
兼田 享子吉田 浩幸金子 泰之品田 佳位黒﨑 幸子山寺 幸雄髙﨑 雄司
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2007 年 17 巻 2 号 p. 163-166

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抄録

閉塞型睡眠時無呼吸症候群における経鼻的持続気道陽圧呼吸療法(CPAP)の問題点について検討した.CPAPによるトラブルは,約9割の症例で経験,そのほとんどが3ヵ月以内,特に,1ヵ月以内に発生していた.トラブルの主なものは,鼻症状とマスクに関するものであった.CPAP中止となった症例は,トラブルを改善できなかった症例に多く,トラブルの早期発見と迅速な対応がCPAPのアドヒーランス改善に重要と思われた.

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© 2007 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
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