日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
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ランチョンセミナーⅨ
痰の病態生理からみたケアの実際
中村 清一
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2008 年 18 巻 1 号 p. 30-33

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抄録

喀痰の生成と物理化学的な性状の概略,喀痰と気道クリアランスとの関連について解説した.さらに疾患や自覚症状と喀痰の性状に関する自研を示した.

Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease(GOLD)のガイドラインが2001年に発表され,慢性気管支炎と肺気腫が,慢性閉塞性肺疾患(COPD)と定義されてから,慢性気管支炎はあまり使われなくなった.しかし最近,喀痰の自覚症状が,COPDの前駆症状と考える疫学研究が注目されている.

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© 2008 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
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