日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
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教育講演Ⅷ
禁煙指導の実際
川根 博司
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2009 年 19 巻 2 号 p. 99-103

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抄録

禁煙指導はヘルスプロフェッショナルの重要な役割であり,日常診療の場で医師はすべての喫煙患者に対して禁煙を強く勧めるべきである.禁煙のための介入方法として,欧米では5Aのアプローチと5Rによる動機づけが推奨されているが,日本語で対応させた「たちつてと」と「かきこけく」がある.これらの手順に従えば比較的容易に患者の禁煙指導ができると思われる.禁煙指導に保険が適用されるようになったことでもあり,今後ますます禁煙治療を実施する医療機関が増えることを期待する.

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© 2009 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
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