日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
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シンポジウムⅡ
COPDにおける終末期ケアの問題点と対策
赤星 俊樹吉澤 孝之岩城 基村上 正人高橋 典明橋本 修
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2009 年 19 巻 3 号 p. 215-219

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抄録

COPDにおける終末期の定義は,明確に示されていない.一般に,終末期とは「疾患の進行に伴う症状に対して治療は可能であるが,原疾患に対しては治療による効果が期待できない状態」と定義され,およそ余命6ヵ月と予測される時期である.COPDの終末期では,高度な呼吸困難や運動耐容能の低下がみられ,医学的のみならず社会的問題をも含有することが多い.本稿では,こうした諸問題と終末期医療や緩和ケアの重要性について述べたい.

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© 2009 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
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