日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
Online ISSN : 2189-4760
Print ISSN : 1881-7319
ISSN-L : 1881-7319
ワークショップⅣ
人工呼吸器依存高位頸髄損傷患者の在宅療養への移行
木口 大輔鴻上 繁辻 浩司池宗 啓蔵田内 秀樹中西 徳彦首藤 貴上田 暢男
著者情報
ジャーナル フリー

2009 年 19 巻 3 号 p. 254-259

詳細
抄録

人工呼吸器依存高位頸髄損傷患者が在宅療養へ移行するにあたり,発声能力と呼吸器離脱能力の獲得はQOL,安全性向上のために重要である.また,呼吸器合併症予防のための気道クリアランス,緊急時対応のための危機管理体制の整備も必要である.在宅療養は患者自身と家族にQOL向上をもたらすが,一方で介護負担,経済的負担の問題もあり,それらを支援するためリハビリテーション医療,在宅支援システムの確立が急務である.

著者関連情報
© 2009 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
前の記事 次の記事
feedback
Top