日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
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ISSN-L : 1881-7319
原著
急性期呼吸リハ実施下における集中治療室での呼吸管理合併症の検討
安藤 守秀片岡 竹弘平山 晃介戸部 一隆森 正成江里 健太進藤 丈
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2012 年 22 巻 2 号 p. 213-216

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抄録
私たちは平成19年4月より集中治療室に専任理学療法士をおき急性期呼吸リハビリテーションを行ってきた.こうしたアプローチにもかかわらず生じた呼吸器合併症の状況を検討するため,平成22年4月より翌年3月までに急性期呼吸リハビリテーションを実施した症例を対象に呼吸器合併症の有無,その内容および転帰をretrospectiveに調査した.対象例は1091例で,挿管人工呼吸症例は371例,うち187例が48時間以上の長期呼吸管理を受けていた.呼吸器合併症は96例(8.8%)に生じ,無気肺が84例,荷重側肺障害が7例,肺炎が7例,人工呼吸器関連肺炎が1例であった.合併症が死亡につながった症例はなかった.抜管後早期の再挿管は21例であった.積極的なリハビリにより重篤な呼吸器合併症は回避されていたが,抜管後早期の再挿管例がまだみられ,抜管時の慎重な評価が必要と思われた.
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© 2012 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
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