日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
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ワークショップV
慢性呼吸器疾患看護認定看護師に求められる役割
――現状と今後に向けた取り組み――
竹村 美勝
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2013 年 23 巻 2 号 p. 166-168

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抄録
呼吸ケアの不安の抱えながら業務に取り組んでいる看護師は少なくないと考え,ICU,さらに院内呼吸ケアの質向上を図りたいとの想いから,慢性呼吸器疾患看護認定看護師となり4カ月が経過した。この間,呼吸ケアに関する院内およびセクションの現状を把握し,ケアの質向上を目的に,ICUや看護部内で学習会を行った。
次年度に向けた取り組みについて報告する。チーム医療では連携・協働での多角的支援を目指し,チームでのコーディネーターやファシリテーターとしての役割を果たしつつ,患者・家族の代弁者としてメンタルヘルスのサポートをしていきたい。大学病院というフィールドの大きさを生かし,他分野の認定看護師とのネットワークを活用し,地道に焦らず,呼吸ケアの質向上を図る仲間作りを拡大し,得られた経験を将来のRST活動につなげていきたい。そして,常に周囲への感謝の気持ちと謙虚さを併せもつ認定看護師として,活動の場を拡げていきたい。
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© 2013 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
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