日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
Online ISSN : 2189-4760
Print ISSN : 1881-7319
ISSN-L : 1881-7319
原著
長野県諏訪市の某企業における喫煙者の経年的1秒量の低下に関する疫学的研究
──人間ドックデータより──
小松 佳道藤本 圭作小松 道俊蜂谷 勤花岡 正幸久保 惠嗣
著者情報
ジャーナル フリー

2013 年 23 巻 2 号 p. 193-197

詳細
抄録
長野県諏訪地区の某職場において,40歳以上の職員で5年以上毎年人間ドックを受けている全職員を対象とし,スパイロメトリーを解析し経年的変化について調査した.対象者は62名(年齢:44~54歳,平均49歳,男性44名,女性18名)で,1年間の平均1秒量の減少量は,非喫煙者(n=41)で48±7.4 ml(平均±SEM),喫煙者(n=21)で81±9.1 mlであり,有意に喫煙者では経年的呼吸機能の低下が大きかった(p<0.01).また,非喫煙者では閉塞性換気障害を認めなかったが,喫煙者においては5名(23.8%)に認められた.肺年齢を計算したところ,実年齢と肺年齢の差の平均は非喫煙者で-1歳に対して喫煙者では+15歳であった.
著者関連情報
© 2013 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
前の記事 次の記事
feedback
Top