日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
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シンポジウムI
COPD診療における病診連携の現状と課題
森 由弘菊池 宏市川 裕久荒川 裕佳子厚井 文一
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2015 年 25 巻 2 号 p. 140-143

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抄録
COPDの病診連携に積極的に取り組むことにより,地域によっては成功事例も報告されているが,大多数の病院や地域では種々の課題に直面し,いまだ実現していないのが現状である.COPD病診連携の現状と課題を明らかにするため,受け入れ病院として当院と紹介する側の香川県下診療所をそれぞれの立場から検討した.当院の過去1年間のCOPD紹介患者は73例であったが,全呼吸器科紹介者の約11%にとどまった.紹介目的は息切れなどの精査依頼が40%と最も多く,急性増悪38%,肺炎合併22%であった.紹介時や退院時のタイミングや対応について具体的な取り決めが無く,COPD診療の地域連携パスの早急な作成が望まれた.また外来呼吸リハビリを実施している施設が高松医療圏に無く,呼吸リハビリの継続性において課題が残った.香川県のCOPD死亡率は過去10数年連続して全国平均を上回っており,役割分担を明確にした病診連携のネットワークを構築する必要が示された.
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© 2015 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
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