抄録
小児在宅医療特に在宅人工呼吸療法では,個々の疾患の重篤性や特殊性から,成人とは異なる退院支援や家族支援が必要である.当院は,1996年から院内多職種連携により小児在宅人工呼吸療法を開始した.当初より「在宅人工呼吸療法必要物品チェックリスト」や「在宅人工呼吸療法導入マニュアル」を使用して在宅移行をすすめた.そして,2011年に院内連携と家族支援のために,電子カルテを利用した「在宅調整表」および「在宅人工呼吸療法移行支援パス」を作成し,翌年にそれらを利用して在宅移行した症例を経験した.それらは,ともに在宅移行への院内連携および家族支援に有効であった.