2016 年 26 巻 2 号 p. 267-272
本研究は,医療従事者および非医療従事者のCOPDについての知識と健康習慣の現状,および主観的健康統制感を明らかにすることを目的とし,自記式質問紙調査を実施した.本研究の結果より,医療従事者自身が「COPDの知識がある」と回答していても,COPDについて十分に理解できていないことが明らかとなった.また非医療従事者ではCOPDの疾患そのものが認知されていないことが明らかとなった.加えて,健康的な生活習慣を営んでいる対象者は,COPDに対しての関心が高い傾向があることが明らかとなった.