在宅酸素療法(HOT)患者が慢性呼吸不全急性増悪等で再入院となった時は,再指導を行う良い機会であると考える.そこで,再入院時に病棟看護師が自己管理状況情報収集シートを作成し,これを用いて日常生活の詳細と課題を見定めた患者再教育を行った.その,1事例を通して,家族・介護環境の実情に合わせた具体的対応を提案できた.自己管理状況情報収集シートにより課題が明確となり,多職種と連携した再指導の取り組みは意義があるものであった.再入院時という機会をとらえた,再指導の取り組みは患者の生活に合わせ,再入院を予防するための指導が可能となるという点で有意義なものであると考える.