日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
Online ISSN : 2189-4760
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原著
肺気腫の運動制限因子とくに循環系因子の検討
鈴木 恒雄
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2000 年 9 巻 4 号 p. 486-491

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抄録

運動負荷は運動制限因子の決定に役立ち,運動制限因子が何であるかにより運動リハビリテーションの内容は決定される.肺気腫に運動負荷をさせ運動制限因子を検討した結果,換気能のほかO2-Pulseが制限因子であった.すなわち肺が過膨張であることが運動を制限していた.このことよりリハビリテーションは呼気の筋力を訓練することと考えられた.

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© 2000 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
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