超音波検査技術
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学術賞‐研究
当院の胃癌202例における体外式超音波検査の診断能の検討
北浦 幸一金輪 智子神作 慎也本間 善之山村 和博平田 信人伊藤 憲佐
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2014 年 39 巻 6 号 p. 567-573

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抄録
目的:消化管病変診断の主体はX線検査,内視鏡検査であるが,近年体外式超音波検査による消化管疾患への有用性も報告されている.今回,我々は胃癌における体外式超音波検査の病変部描出率と深達度評価の一致率を検討した.
対象と方法:対象は2008年12月から2012年10月までに,上部消化管内視鏡で胃癌と診断され開腹手術となった202例で,早期癌79例,進行癌123例である.検査は術前に,全例飲水法で施行し,病変部の描出と深達度評価を試みた.術後病理結果,切除不能例ではSIの有無について手術の肉眼所見と比較した.
結果:病変部の描出率は80.2%であった.病理深達度別の描出率はMで40.5%,SMで61.9%,MPで96.2%,SS-SEで98.9%,SIで100%であった.
深達度評価の一致率は66.0%であった.病理深達度別の一致率はMで46.7%,SMで57.7%,MPで56.0%,SS-SEで77.4%,SIで70.0%であった.
考察:早期胃癌では隆起成分を含む病変は描出可能であったが,隆起成分を含まない病変では描出が困難であった.一方,進行胃癌の描出能は良好であり,深達度評価ではSS以深の一致率が良好であった.SIで不一致となった3例は,体位変換を用いた観察を行っていなかったが,体位変換を用いてSIと判定した7例は全例で一致し,SI評価には体位変換が有用と考えた.
結語:体外式超音波検査は進行胃癌の存在評価および深達度評価に有用である.
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© 2014 一般社団法人 日本超音波検査学会
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