超音波検査技術
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原著
超音波診断用マイクロバブルの許容圧力の検討
阿部 拓也藤井 豊塙 晴雄井口 啓太高橋 一哲高橋 良光渡邊 博昭池上 喜久夫久保野 勝男長濱 大輔
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2022 年 47 巻 1 号 p. 13-21

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抄録

目的:超音波診断用造影剤Sonazoid®のペルフルブタンマイクロバブル(Perflubutane; PFB)は,圧力を加えることで容易に減少することが知られている.本研究では,PFBが造影効果を維持できる許容圧力を定量的に検討し,PFBの数・サイズを評価することで,造影剤投与時の明確な基準の確立を目的とする.

対象と方法:PFBを充填したシリンジをシリンジポンプに接続し,一定の速度で作動させることで500–1,000 mmHgの加圧を行った.加圧をしていないものをControlとして,加圧の差異による残存PFB数量・サイズを評価した.さらに,疑似ファントムを作製し,加圧後のPFB使用による造影効果を検討した.

結果と考察:Controlと比較し,500–800 mmHgで加圧することで20%程度のPFBが減少した.900 mmHg以上の加圧では減少率が約60%であり,特に造影効果に重要な役割を示す2–3 µmのサイズのPFB数が減少した.加えて,900 mmHg以上の加圧では疑似ファントムの造影剤投与部で低エコー領域を認めた.

結論:PFBは,加圧に比例して減少するわけではなく900 mmHg以上の加圧で有意に減少し,特に造影超音波検査に重要な役割を果たす2–3 µmのサイズのPFBが失われることで,造影効果が低下することを示した.

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© 2022 一般社団法人日本超音波検査学会
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