抄録
本研究の目的は、ストーマ外来におけるWOC看護認定看護師のケアの特徴を探求することである。6組のWOC 看護認定看護師とオストメイトの外来診察場面を観察し、質的記述的にデータを分析した。その結果、WOC 看護認定看護師が行うケアから、3つのカテゴリー《ストーマを守る》《セルフケア能力を育む》《エネルギーを補う》を見出した。WOC 看護認定看護師が行うケアには、身体感覚として身に着けたストーマを扱う技術、オストメイトの自信と自己決定を重視したケア、オストメイトとの深い感情のやり取りといった特徴があることが明らかとなった。