2021 年 37 巻 3 号 p. 43-54
【目的】ストーマ装具選択基準検討委員会が2009年に作成した「ストーマ装具選択基準」に関する文献レビューによって、ストーマ装具選択基準の標準化の現状と今後の課題を考察する。
【方法】2007年8月~2019年8月に発表されたストーマ装具の選択に関する国内外の論文を対象に、「ストーマ装具選択基準」に関する文献を検索・分析した。
【結果】「ストーマ装具選択基準」に関する文献は47件で、内訳は原著3件、会議録4件、解説文40件であった。「ストーマ装具選択基準」は、その発表以降ストーマケアに関与する医療者に対し、標準的なストーマ装具の選択基準確立が取り組むべき課題であることを印象付けたが、それを検証する研究や報告はなかった。また、2007年7月以降の12年間で発表されたストーマ装具選択に関する文献28件のうち、装具名が特定できたのは13件で、エビデンスレベルは低かった。
【結論】ストーマ装具選択基準の標準化に向けて前向き調査研究や比較研究を実施していくことは不可欠だが、その方法や課題などを再検討する必要性が示唆された。