日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会誌
Online ISSN : 2434-3056
Print ISSN : 1882-0115
総説
膀胱癌に対する膀胱全摘除術と尿路変向術
田中 俊明
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2024 年 40 巻 2 号 p. 103-117

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抄録

膀胱癌における標準根治治療である膀胱全摘除術は、侵襲が大きいことに加え、尿路変向術を要するため、術後の生活様式に大きな変化をもたらす。手術侵襲の軽減を目指し、ロボット支援腹腔鏡下膀胱全摘除術が普及しているが、小さい術創と術中出血量減少は明らかなメリットであるものの、開放(開腹)手術と比較した優位性は明らかではない。尿路変向術式は、QOL向上を目指して種々の術式が開発されてきたが、管理が容易で合併症の少ない術式が選択されている。結果、現在でも回腸導管が標準術式であり、適応症例に対しては回腸新膀胱も選択される。尿路変向術には各術式特有の合併症があり、早期のみならず晩期においても、これらを念頭に入れて管理する必要がある。また、多職種チームによる術前の十分な情報提供と相談および術後の継続した支援は、患者のQOL改善につながり、治療に対する満足を得るために重要である。

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© 2024 日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会
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