日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第52回研究発表大会
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感性工学的視点からの携帯音響製品デザインの調査分析
*関口 彰嶋 暁人井上 勝雄伊藤 弘樹
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p. 14

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抄録
本研究は携帯音響機器(MDプレイヤー)デザインの選好(買いたい)という態度を引き起こす要因を感性工学的な手法を用い、定量的に分析することを目的とした報告である。まず、デザインの選好に寄与する11項目イメージの中から強く寄与する項目として、4つのイメージ「新しい」、「シンプル」、「ポップな」、「量感がある」を、20名の被験者によるSD法5段階評価の結果を使って、重回帰分析により抽出した。次に、これらの4つのイメージと認知部位(認知的形態要素)との関係について、各イメージ毎にラフ集合の決定ルールをそれぞれ求め、決定ルール分析法により、これら多くの決定ルールから最適な認知部位の属性値を求める計算を行い、これらの関係を商品構想として活用できる指標としてまとめた。これらの分析結果により、デザインの選好と認知部位との階層的構造が明確となり、商品選好に関する逆推論を用いた商品仕様抽出のための設計手法としての有効性が明らかになった。さらに、この有効性に関する検証実験のために現役デザイナーによるデザインスケッチ作成を実施し、改善のための幾つかの有効な提言を受け、手法としての課題についても考察を行った。
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© 2005 日本デザイン学会
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