日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第53回研究発表大会
セッションID: E13
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図記号の意味と形態要素との関係
*楊 莉堀田 明裕
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抄録
現在、図記号は視覚コミュニケーション手段として様々な分野で使用されている。異なる分野において、類似する意味を表す図記号や類似する形態要素を基づいた図記号がよく見られる。そのため、使用者とっては図記号を分かりにくく、誤認する場合が多い。
 このような図記号の理解の混乱を避けるため、図記号の意味体系と、意味に対する形態の使用規則を明確することが必要であると考えられる。本報告では、図記号の形態要素と意味との関係の、抽出方法の妥当性を検討することを目的とする。
 方法としては、代表的な分野の図記号をサンプルに、その意味と形態要素の関係を分析し、これらの関係を考察する。収集したサンプル別に、図記号の意味、使用した形態要素、形態要素の数を記入し、図記号の意味と形態要素との関係を明らかにするために「意味/形態要素」のクロス集計を行った。
 集計結果から、図記号の形態要素と意味の関係では、特定な意味に対してよく使われている形態要素があり、その原因は特定な意味がある種の形態要素で表現しやすく、あるいは、その形態要素が慣用形としてよく使われていると考えられる。また、一つの図記号に、ある意味の組合せが多いことから、図記号の意味構成の傾向が見られる。同時に、一つの図記号に、ある形態要素の組合せが多いことから、図記号の形態表現手段の傾向が見られる。
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© 2006 日本デザイン学会
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