抄録
多変量解析を用いる一連の調査解析には多大な労力が必要である。これらのタスクの簡素化を行うことは、今後のデザイン研究の発展に対し重要である。本研究ではその解決策を提案する。 まず、現在の数量化理論_III_類を用いた調査解析には、7行程のワークフローが存在するとした。 このワークフローの内、繰り返し行われることが想定される、「2軸の選択とグラフ描画(ラベル名の入力)」タスクの簡素化が可能となるビューアの開発を本研究では行った。 本ビューアでは、画面中央の「INPUT FIELD」内に「ラベル名1 , 数値(1軸) , 数値(2軸) , 数値(3軸) , クラスター番号」のような形式のデータを入力する。入力後、画面右下の「VIEW・RELOAD」の任意のボタンを押す。すると、入力されたデータが画面左上の「PRE VIEW」に、3次元的に自動描画される。これが本ビューアの基本機能である。 現状では「解析結果が出た状態からブラフ描画を行う」という部分のみのソリューション提案にとどまっている。今後は数量化理論_III_類そのものを内包させる解析機能の追加を予定している。解析結果の考察・解釈を、よりスムーズにサポートする総合的なシステムへと発展させていきたい。