抄録
現代において、商品は物理的な「モノ」からユーザーが経験する「コト」に変化しつつある。このユーザー体験である「コト」は、「サービス」と言い換えられると考えている。これらを明らかにする研究分野として、「サービス・サイエンス」が提唱されている。こうした状況でデザインの分野においては、工業デザインやグラフィックデザインだけでなく、情報デザインやユーザー経験デザインなどに研究領域を拡大している。特に、「人間中心設計」や「ユーザー中心設計」と言われる分野は、この問題に対して有効であると考えている。本稿は、事例や既往研究を調査し、サービス・デザインの方法論についての研究フレームを構築することを目的としている。発表の最後には、今後の展開について述べるが、このテーマは産学協同が必要であると考えている。