抄録
きもの市場は1991年のバブル崩壊以来、縮小傾向にある。しかしながら一方で、近年きものブームが若い女性を中心に沸き起こっている。本研究の目的は、きものの所有状況や着用機会を調査し、きものブームが消費者行動とファッション意識にどのように結びついているのかを明らかにする事である。調査の結果、きものブームは手軽なゆかたには所有率、着用率で大きな影響がみられたが、日常のおしゃれ着としてのきものの着用は少ないことがわかった。また、きものユーザーは6つのタイプに大別でき、購買意欲やそれを示すアイテムが大きく異なっている事がわかった。