日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第53回研究発表大会
セッションID: H15
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ウォルターズ美術館所蔵のフィラデルフィア万国博覧会の日本の出品物
*坂本 久子
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抄録

アメリカ合衆国ボルチモア市にあるウォルターズ美術館は、フィラデルフィア万国博覧会(1876)の日本の出品物を所蔵している。これは先の研究発表「フィラデルフィア万国博覧会とアメリカの日本美術愛好家」(2004)で紹介したように、ウィリアム・ウォルターズ(William Walters 1819-1894)とヘンリー・ウォリターズ(Henry Walters 1845-1931)父子がフィラデルフィア万国博覧会を訪れて購入したと言われているものである。この時、彼らは400点近い日本の出品物を購入したとされている。美術館では現在、フィラデルフィア万国博覧会で購入した美術工芸品を特定する作業を続けていが、すべてについて特定出来ていない。本発表は、現在確定出来ているこの美術館に所蔵されたフィラデルフィア万国博覧会の日本の出品物について報告するものである。

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© 2006 日本デザイン学会
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