日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第53回研究発表大会
セッションID: P13
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やさしい素材の家庭用車いす
*宇都木 望阿部 眞理
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抄録
現在の普及型車いすは、座面・背面はシート状のために、姿勢を崩すという欠点を持っています。そこで本研究では、木材や紙などの自然素材を主材料として、感触や姿勢の保持などの要素に配慮した家庭用の車いすを提案します。まず感触については、車いす利用経験者および介助者へ使用実験を実施しました。その結果から使用する素材は、ブナ、コルク、キリ、紙紐、に決定しました。姿勢の保持についてはシートを固定型にしました。また、家庭内で小回りが利くように、6輪にしました。これにより狭いスペースでの旋回が可能となりました。そして実際に車いす利用経験者および介助者に使ってもらって肌触りが良い、小回りが利くなどの評価を得られました。
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© 2006 日本デザイン学会
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