日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第53回研究発表大会
セッションID: P14
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加工木材「木紙・木織」の物理的性質と新規用途提案
内装用素材に関する特性研究と用途開発(2)
*阿部 眞理小林 裕治白石 照美戸塚 泰幸田中 久士
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抄録
 木材の有効利用を目指した製品開発が、近年盛んに行われている。株式会社木紙は、新しい加工木材“木紙”を開発した。木紙はスギやブナを0.1_mm_厚にスライスし、柔軟加工したものである。また、その木紙を糸状にして織った“木織”の開発にも成功している。用途を模索している段階のこれらの材料について、表面、遮光、耐光度といった物理的な性質を調べた。その結果、木織はほどよい透け感を持ち、耐光性があることがわかった。この結果から、カーテンタイプのウィンドトリートメントをデザイン、試作した。今回の試みにより、木紙、木織の内装用材への適用の可能性が示唆された。
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© 2006 日本デザイン学会
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