日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第53回研究発表大会
セッションID: A03
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多様場に対応するロバスト設計法の提案とその適用
*加藤 健郎戸澤 和高野村 雄二氏家 良樹松岡 由幸
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抄録
近年の急速なニーズの変化や,国際化による市場の拡大に伴い,多様なユーザ特性や使用環境(以下,多様場と称する)においても機能を安定的に確保できる製品の設計法が求められている.本研究では,様々なばらつきに対して機能の安定性を確保するロバスト設計法を拡張し,多様場対応型ロバスト設計法を提案した.そして,提案した設計法を自動車用シートの設計問題へ適用し,その適用可能性を示唆した.まず,設計要素間の関係を適切に把握し設計の効率化をはかる4階層QFDと,ばらつきの確率分布を考慮し非正規分布型目標特性に対応可能なロバスト指標から成る多様場対応型ロバスト設計法を提案した.次に,提案した設計法を用いて自動車用シートのロバスト最適化を行い,乗員の体格や着座姿勢の多様場において尻滑り現象を防止し,乗員の不快感を低減するシートを試作した.最後に,試作したシートを用いて台上試験および実車走行試験を行い,その官能評価結果によりロバスト解の有効性と本設計法の適用可能性を示唆した.さらに,本設計法の応用により,ロバスト性を大幅に向上させるシートクッションとシートバックの連動機構を提示した.
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© 2006 日本デザイン学会
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