日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第53回研究発表大会
セッションID: A06
会議情報

創発設計システムによる人工股関節デザイン
*佐藤 浩一郎松岡 由幸井上 全人
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
概念設計や基本設計と呼ばれる設計上流過程では,設計目標が不明確なため,大域的な解探索により多様解を導出する.現状の多様解導出方法は,設計者の経験や知識に依存しており,さらに,人間の実体験が少ない非日常的な設計環境下においては,優れたデザイナや設計者であっても的確に設計解を発想することは難しい.筆者らは,生物の多様な形態形成を生起させる発生特性である誘導と頂部支配を応用することにより多様な解候補を導出するボトムアップ過程と導出された解候補を最適化するトップダウン過程の2つの過程を有する創発設計方法を提案した.本研究では,提案した方法に基づいた多様な3次元形状を生成する創発設計システムの構築に向けて,本システムを人工股関節開発へ適用する.本システムと従来の最適化法から導出される解を比較した結果,本システムによる解は2つの過程を経ることにより従来の最適化法と同等の強度を保持しながら軽量化された多様解が導出され,本システムの人工物設計への適用可能性を示した.
著者関連情報
© 2006 日本デザイン学会
前の記事 次の記事
feedback
Top