抄録
本研究はイメージの生成過程にユーザーの視点から着目し、その思想過程の構造を推測することで、効果的なイメージ生成を促し、デザインの基礎的研究としてデザイナーの発想支援の一助とするものである。イメージの生成には過去からの蓄積された記憶と、外的な要因からの情報処理過程における認知活動が関係している事は明らかになっており、それら2つの事象が関係づけられ、イメージの生成が行われている。さらに、記憶の再生によって生成されるイメージを記憶イメージ、想像によって生成されるイメージを想像イメージという、2つの分類化がなされている。前述した色彩と形態により生成される味覚イメージは記憶イメージとして分類される事が予測できるが、さらにデザインにおける生成活動は記憶的活動と想像的活動の相互関係によって生み出されるものであると予測し、これらの関係性について焦点を当て進めていく事とする。