抄録
近年、文化商品のデザイン及び生産、流通販売における文化価値の判断は商品開発にとって重要な手かがりになり、明確的な評価項目が必要である。本研究は文化商品の特性を探り、またデザイナーと産業の要求に応じられる文化価値を計れる評価表を作成するのが目的である。本研究は文献分析及びインタビュー調査から、文化価値を評価するための6つの側面を割り出し、1. 象徴精神、2. デザイン要項、3.地域原創性、4.時代保存性、5.消費感動、6.経済コスト、それぞれの側面から、合計36個の評価項目を設定した。この文化価値評価表を用い、サンプル商品に対し、0~5段階の点数をつけ、得点の高低から、商品の文化価値が見られ、レーダー図から各側面の比重関係が見分けられ、サンプル商品の文化価値の傾向がわかる。文化商品における文化価値の判断にとって重要な手かがりになる。今後の課題として、この文化価値評価表はどのような商品に適用し、また36個の評価項目の有効性を確認することが必要である。