抄録
最近ではモバイル情報端末のアプリケーションやWebサービス、SNSなどユーザーと人工物の相互作用をデザインする際に、ペーパープロトタイプを活用することが徐々にではあるが取り組まれ始めてきている。
本研究は、ペーパープロトタイプを従来は発話思考法やオズの魔法使いといった簡易なユーザー評価手法として位置づけていたものを、一歩踏み込んだユーザー経験創出の方法としての有用性を検討した。 2009年10月より平成2012年3月にかけて、日本の代表的なWeb サービス系企業においてHCD プロセス・デザイン手法を習得するためのセミナーとワークショップを多く行い。同時に制作責任者・UX 担当者らに定期的なインタビュー調査を行った。
そこで得た知見を元に、ユーザーのアクティビティとインタラクションを複合したUXフローを、アクティングアウトとペーパープロトタイプで表したストーリーボーディングという手法が有効であると提案したい。