抄録
本研究は、アニメーションにおける物体の動きの表現と印象との関係を調べることを目的としている。まず、SD法を用いて天文学の専門家に様々な星に対して抱く印象を評定させた。次に、星々の大きさを比較するアニメーションを制作した。この際、各星のイメージが専門家の抱くイメージ通りになるよう動きと音をつけた。制作した作品を視聴者に提示し、作品中の各星の印象を評定させた。その結果、音を付与することで、活動性、親しみやすさ、力量性が大きく変化することが分かった。また相関分析の結果、本研究で制作したアニメーションは、専門家が抱く星々のイメージを的確に伝達できていたことが分かった。