抄録
視覚メディアのコンテンツの中で、シンボル・ロゴマークなどは見る側に平面図形に近い印象を与えている。この平面図形は配置角度によって、視野内で心理的影響を受け、図形の幾何学的関係が客観的な関係と異なって見えることが報告されている。拙稿において、基本的な幾何学的形態を対象として配置角度を変えた場合の見えの大きさについて調べ、正方形は頂点が垂直・水平に近い配置角度ほど見えの大きさが大きくなる結果が得られた。そこで本稿では、正方形とアスペクト比の異なる矩形を対象として配置の角度差が見えの大きさに及ぼす影響について調べた。その結果、アスペクト比が正方形に近いほど見えの大きさの変化が大きいなどが明らかとなった。