日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第59回研究発表大会
セッションID: 8-04
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テクスチャの触感における視覚の期待効果の抽出法
プラスチック・シボサンプルの粗さ感における視覚の期待効果を事例として
高辻 賢司柳澤 秀吉
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抄録
製品表面のテクスチャの質感は様々な製品において共通する重要な感性品質である.製品の使用場面や購入場面では,単一の感覚条件だけではなく異なる感覚条件を時系列で遷移させてテクスチャの質感を捉える場合が少なくない.たとえば製品を見てから触る場合,視覚から触覚へ感覚条件を遷移させている.感覚条件の時系列的な遷移においては,遷移前の感覚条件(たとえば視覚)で遷移後の感覚条件(たとえば触覚)の知覚内容を予測することがある.遷移前の予測は遷移後の知覚内容自体にも影響しうる.この影響は事前の期待が事後の経験に影響する期待効果と考えることができる. 本研究は,テクスチャを扱うデザイナや設計者のために,視覚の期待効果を考慮した触感評価手法として,視覚の期待効果を抽出し,その度合いを把握することのできる評価・分析手法を提案する.設計段階で本評価手法を用いて視覚の期待効果とその度合いに関する情報をデザイナに提供し,テクスチャを選定あるいは新たにデザインする際の指針として利用することができる.
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© 2012 日本デザイン学会
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