抄録
思い出横丁で以前行った街並み絵巻プロジェクトを江東区枝川にある十畳長屋で行った。街並み絵巻プロジェクトは街並みを絵巻のような長い紙に線画にしておき、関係者に透明水彩で塗りながら思いを語ってもらうというアートプロジェクトである。今回行った十畳長屋は昭和の初めから焼けることなく奇跡的に残った木造二階建ての建物である。文化遺産的な価値は認められないが、多くの人の思い出が集積しているという意味で、思い出遺産と呼べるような建物である。作られた作品を豊洲文化センター二階図書館ロビーに展示したことから、住民自身が見江東区の街を描いて街を知ることを目的とした「わが街再発見クラブ」が誕生した。