抄録
本研究は、宮崎の主要産業である観光業の活性化とバス利用の促進を視野に、既存の見にくく、分かりづらいバス路線図を再構築することが目的である。今回の報告は、既存のバス路線図の問題点の分析と新しいバス路線図の方向性について報告する。特に、新しいバス路線図作成のために、そのたたき台としての1次プロトタイプの作成を行った。作成した1次プロトタイプでは、両面印刷とし、表面に直線メインでトポロジーの考え方を利用して単純化した路線図を載せ、裏面には路線図とは異なり、宮崎の地形図をある程度簡略化したものに観光スポットの位置を示したものを載せたものとしている。また、路線図のある表面にしない中心部のバス停群について拡大した詳細図を併記した。この場所は、乗り換えターミナル機能がある場所であると同時に、観光客の多くが宿泊するエリアに近いことから、観光客が利用する際の利便性を考慮したものである。そして、今後はこの1次プロトタイプを観光客や市内居住者のバスライトユーザー及びヘビーユーザーなどに評価を行ってもらうとともに、バス事業者である(株)宮崎交通との共同研究として2次プロトタイプの作成を目指す。