日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第59回研究発表大会
セッションID: 2-20
会議情報

ライフログでの活用を目指した感性タグに関する研究
Face Graphicsを用いた感情の記録
中井 健太細谷 多聞
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

近年,我々の日常をライフログとして記録することが増えている.ライフログとは,日常生活での行動をデジタルデータとして記録することであり,WeblogやPhotologといった形で活用されている. 本研究は,人間の様々な行動記録の中でも,特に「感情」に注目している.それは,日常生活の中で人間は無意識に感情を活用していると考えるからである.このことは,過去に遊園地に訪れたことを思い出すときに,「ジェットコースターに乗って楽しかった」といったように,その時に感じた感情を伴って記憶していることからもわかる.本研究では,将来、我々が日常生活の中で「思い浮かべる感情」をライフログとして記録する状況を想定し,過去の体験の思い返しを支援する方法を考案することを目的としている.記録した感情の活用方法としては,ある体験を記録した映像に,その体験でどのような感情を抱いたかをタグ付けすることで,感情を手がかりとして画像や映像を検索できるタイムマシンのような用途を想定している.

著者関連情報
© 2012 日本デザイン学会
前の記事 次の記事
feedback
Top